冬瓜は旬の夏にこそ食べて欲しいおすすめの健康食材
冬の瓜と書いて「冬瓜(とうがん)」と瓜科の野菜ですが、旬は夏で6月頃から9月です。そのまま冷暗所で保存しておけば、冬まで長期保存ができることから「冬瓜」と呼ばれるようになったお野菜です。最近のスーパでは丸形や円筒形、楕円形などさまざまな形の冬瓜が並ぶようになりましたね☺冬瓜はほとんどが水分で、低カロリーですが栄養は豊富。さっぱりとした味わいが、夏にぴったりな食材です。
冬瓜を食卓に取り入れる!知っておきたい栄養と効能
>注目の栄養素その1・カリウム
冬瓜に含まれているカリウムは、余分なナトリウムを排出して血圧を正常に保つ働きしてくれます。腎臓で老廃物の排出を促す作用もあるので、利尿作用が高くむくみの解消や高血圧に効果があると言われていますよ。
注目の栄養素その2・ビタミンC
美肌やアンチエイジングに嬉しいビタミンCも冬瓜には含まれています。しみやそばかすの原因となるメラニンの生成を抑えてくれたり、風邪などに対する抵抗力を高めるてくれます。
注目の栄養素その3・サポニン
サポニンは糖や脂肪の吸収を抑えてくれる作用や、脂肪を分解してコレステロールを下げる働きがあるので、動脈硬化や肥満の予防に効果があります。また、血行を促進する効果もあります。冷え性や肩こりの予防にも期待ができますね!
注目の栄養素その4・食物繊維
不溶性と水溶性の食物繊維が2:1とバランスよく含まれている冬瓜。他の食物繊維が含まれる野菜より量は少ないですが、便秘解消にも効果が期待できます。
購入時の目利き!美味しい冬瓜の選び方
トウガンは熟すと表面に白く粉をふいたようになりますが、これが完熟のサインです。カットされていないまるのままで売られている物は、皮全体に粉を吹いているものを選ぶようにしましょう。冬瓜の種類によっては全く粉をふかず、濃い緑色の艶のある物が並んでいます。スーパーなどではこの種類(粉をふかない品種)の冬瓜のほうがよく売られていますね。この場合はずっしりと重みがあり、できるだけ緑色が濃い物で傷やシワがなく、艶のある冬瓜を選ぶようにします。
カットされているものは、果肉が真っ白でみずみずしく、種がしっかりと詰まっている冬瓜を選びます。
旬の冬瓜を美味しくいただくレシピ
冬瓜を丸のまま1個買うと、半分は煮物にしたり、半分はスープになどいろんな料理に使えます。暑い夏、食欲もなくなってきたと感じたらぜひ食卓に冬瓜料理を一品添えてください。健康にも美容にも栄養豊富なのでおすすめです。
冬瓜の出汁煮とろっとあんかけ
材料
冬瓜 1/2個
インゲン 長めの3本
白だし 大3
○薄口しょうゆ 大2
○みりん 大2
水溶き片栗粉
作り方
冬瓜は種とワタをとり除き、食べやすい一口大に切ります。皮をむいて鍋に入れ水をヒタヒタに入れて火にかけます。インゲンは小口切りにしておきます。
冬瓜が透き通ってきたら白だしを加えて柔らかくなるまで煮ます。
煮えたら冬瓜を取り出してお皿に盛ります。
鍋に残した煮汁に○印の調味料とインゲンを加えます。インゲンに火が通ったら片栗粉でとろみをつけます。
先ほどお皿に盛り付けた冬瓜にかけて出来上がりです!
暑い日には冷蔵庫で冷やしてから召し上がって見てください。美味しいですよ✨
捨てるところ無し!冬瓜は丸ごと全部食べれます
薬膳などでは冬瓜は皮、果肉、種(ワタ)など全て美味しくいただき健康食材として知られています。冬瓜の皮はきんぴらにしたり、ワタは味噌汁など汁物に、果肉はあんかけやサラダにとたくさんのアレンジができます。
この時期にピッタリ!夏バテに防止に一役も二役もある冬瓜をぜひ召し上がって見てください。