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犬の出産 我が家のお犬様ご懐妊!その1安産に向けての準備

愛犬の妊娠!出産に向けての準備の進め方

我が家には愛犬が2匹いて、一人っ子の娘と兄弟のように暮らしています。犬種はジャックラッセルテリアの男の子(9月で11歳)と、女の子(今月22日で4歳)です。只今、急ピッチで出産準備に取り掛かっております。妊娠がわかったのが先月の終わり頃、なんだかお腹がポッコリしてきたので、まさかと思っていたのですがどんどん大きくなってくる!!2日に病院に連れて行くと…「妊娠7週目ですね!と獣医さんに言われて焦りました💦
しかもお腹に4匹の赤ちゃんがいるとのことでした。

犬の妊娠期間って思ったよりも短い!

犬の妊娠期間はおよそ60日程度(約9週間)です。交配後3週目ごろに食欲低下やおう吐などの「つわり」が出るわんちゃんもいますが、期間が短くはっきりとした兆候がない場合もあり、1ヶ月程度は気づかないこともあるようです。我が家は気づかなかったです😭出産に向けて流れをまとめてみました。

妊娠前期(1~3週頃)

つわり症状 おう吐や食欲低下が見られる場合があります。
味覚の変化 いつものエサを受け付けなくなったり、全く違う食材に好みが変化する場合があるようです。
注意するポイント
食事の量は通常通りに与えますが、たんぱく質を多めに与えます。通常の散歩程度は可能ですが、過度な散歩や激しい運動、ジャンプ、高いところから飛び降りる、シャンプーや入浴は母体に負担になるので控えましょう。

妊娠中期(4~6週頃)

母体の変化 乳腺が張ってきてお腹が膨らみ、体重が増加してきます。
行動の変化 いつもより活発に動くことが減り、なんだかおとなしくなってしまったように感じ動作がゆっくりになります。イライラして神経質になる子や甘えん坊になって飼い主から離れない場合もあるようです。頻尿や便秘がみられ、トイレが上手にできない子もいます。
注意するポイント
食事は6週目ぐらいから授乳期用のフード(高栄養なフード)に切り替え、カルシウムを多めに与えます。運動は適度に行い、軽い散歩は可能です。ストレスをかけないよう気を配りましょう。安定期(5週目)に入ると、入浴が可能になります。
この頃になると、おなかの赤ちゃんが急激に大きく育つ期間になります。母犬に表れる症状としては食欲旺盛になる兆候があります。中期も後半の期間になれば、超音波検査(エコー)で赤ちゃんの姿がはっきりと見えます。
外陰部から半透明の粘液(オリモノ)を出すことがありますが、オリモノに悪臭があったり赤黒い色がついていたら、流産の疑いがあるので、かかりつけの獣医さんに相談するようにしましょう。

妊娠後期(7~9週頃)

おなかを触ると赤ちゃんが動き、胎動が感じられるようになります。乳腺が張ってきて、お乳が出る子もいるんですよ!
出産の兆候を見せるようになります。この頃に動物病院でレントゲン検査をしてもらい、赤ちゃんの数や大きさ、骨盤の開き具合なども確認しておきましょう。事前検査は大事です!
注意するポイント
食事の量はいつもより3割ほど増やし、栄養価の高いものを与えるようしましょう。運動は可能な範囲で行うと難産の予防になります。段差や階段など飛び降りるような行動はさせないようにします。小型犬の場合はお腹を床にこすってしまうことがあったり、また抱っこするとお腹を圧迫するので配慮が必要です。
このころ気をつけたいのは早産で、56日以前の分娩では死亡率が高くなります。

出産の兆候!いよいよ産まれてくる赤ちゃん達

出産が間近になると母犬の体温が低下(37度以下)し出産直前に平熱(38~38.5度)に戻ります。予定日の数日前からは体温をはかり出産日の目安にします。排尿・排便の増加や落ち着きがなくなったり、呼吸が荒く乱れてくるなどの兆候がみられるようになります。床を引っかくような営巣行動(えいそうこうどう)や落ち着きなくウロウロするなどの行動をはじめます。

妊娠後期に入ったらお産の準備をしましょう

飼い主は母犬が安心して出産できる準備を整えておきます。事前の準備があれば、いざ出産という時に慌てなくてすみますよね!

産箱作り

市販されている物もありますが、ダンボールなどで産箱は作れます(ダンボールは使い捨てができ、保温効果も高いのでおすすめ)後期になったら早めに用意し出産前からその中に入って慣れるようにしてあげましょう。産箱の広さは、幅は犬の体の2倍、奥行きは1.5倍くらいが目安です。子犬が産まれてから育児をするのにゆとりのあるスペースを確保しましょう。
産箱の出入り口は子犬が動き回っても出られない高さにします。(注意:母犬が出入りするときにお腹が当たらない高さ)屋根をつけことで母犬が落ち着いて育児ができます。設置場所は普段から落ち着いて過ごしている場所にセットしましょう。
産箱の中にはペットーシーツか新聞紙を敷き、清潔な毛布かタオルをその上に敷きこむようにします。産まれてくる子犬は生後しばらくの間は自分で体温調整ができません。凍えないように産箱内を暖かく保てるようにしましょう。

只今、制作中の産箱です。ホームセンターで購入したダンボールで作っています(娘が早速、落書きしています😓)

出産時に必要になる物を準備

体温計 出産の兆候を知るために体温をはかります。人間用の電子体温計にカバーをつけて、直腸(おしりの穴)で検温し体温の変化を記録します。
消毒用アルコール ハサミや糸を消毒するのに使います。
はさみ へその緒を切るときに使います。(消毒してから使用)
木綿糸 へその緒を母犬が噛み切らないときに、縛って切るために使います。
新聞紙・ティッシュペーパー 破水した時や出血した時に交換したり拭いたりするのに使います。(多めに用意)
ガーゼ 子犬の羊膜を破ったり、汚れを拭くときに使う。
タオル 子犬の体を拭いたり、さすったりするときに使います。(出来るだ多めに用意)
洗面器 産湯に入れるために使います。ドライヤーも一緒に用意しましょう。
使い捨て手袋 子犬を直接手で触るより衛生的なので用意しましょう。
ハカリ 普通の台所用で十分ですが1~2kgまで量れるものを用意します。産まれた子犬の体重測定に使います。

多頭飼いや父犬が同居の場合

出産してから母犬と離すようにします。(母犬はいつもより神経質になり攻撃的になります)一緒に仲良く暮らしている場合は別々に離す練習もしておきましょう。陣痛で苦しんでいるときに他の犬が寄り付かないように配慮が大事です。

まとめ

ようやく産箱の完成間近!来週から再来週はじめには出産となりますが…とてもドキドキしてます。同じように愛犬の出産を初めて迎える方のお役に立てればと思いまとめて見ました。次回は出産からの経過を書いていきたいと思います。安産に向けて勉強!