失敗したくない！日焼け止め選び・知っておきたいポイントは？

日焼け止めクリームの成分には「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」という成分がそれぞれ配合された物や両方配合された物などがあります。さらに最近の日焼け止めには、紫外線からお肌を守るだけじゃなくて、美白や保湿成分などを配合したありがたいものもあります。

日焼け止めについて知っておきたい事

紫外線吸収剤って？
紫外線を吸収しお肌の表面でエネルギーに変えて外へ放出させ紫外線がお肌の内部に入らないように防ぐものです。SPF値の高い日焼け止めに使用されています。SPF値が高くなれば紫外線防止効果は高くなりますが、その分肌への負担も大きくなるという事もあります。そのため、敏感肌の方や小さなお子様にはオススメできない感じですね。使った後のアフターケアは、しっかり洗い流さなければいけないので一概に数値が高ければ良いとはいえません。

紫外線散乱剤って？
紫外線が直接肌に当たらないように反射させ、防いでくれるものです。
多くの商品に「ノンケミカル」と表示があります。紫外線吸収剤より肌への負担が少ないことや、効果は長持ちします。紫外線A波と紫外線B波の両方を防げるのも良い点です。
悪い点は、パウダーで物理的に反射させるので白っぽくなりやすかったり、べたついたりと使用感があまりよくないのが難点ですね。

最近では両方組み合わせている商品や、使用感が改善されている物などもたくさん出てきました。
どちらがいいの？ということではなく成分をよく確認して、用途（デイリー、レジャーなど）や、使いやすさなど自分の肌に合ったものを選ぶのが大事ですね！

SPF値とPA値はどれだけ大事？

日焼け止めクリームなどに書かれているのをよく見かけますね！日焼け止めの基準を示す数値には「SPF値」と「PA値」があります。この値をみて用途に合った使い分けをすることもできます。

SPF値について
SPF(Sun Protection Factor)とは、紫外線防御係数(サンケア係数)のことです。肌が赤くなるサンバーン、皮膚癌の原因となる紫外線B波(UV-B)をどれくらいの時間防いでくれるのかを表したものです。
SPF値が高ければ高いほど紫外線Bを防いでくれる時間が長いのですが、その分お肌への負担も大きくなるので、SPF値が高い日焼け止め商品を選べば良いという訳でもなく…。
SPF30もSPF50も紫外線Bを防ぐ力にそれほど大差はないと言われており、紫外線Bを防ぐ力はSPF30あれば十分と言われているのをよく耳にします。

PA値について
PA(Protection grade of UVA)とは、肌を黒くするサンタン、しわ、たるみの原因となる紫外線A(UV-A)をどれくらい防いでくれるのかを「+」表示したものです。

PA＋	UV-A 防御効果あり
PA＋＋	UV-A 防御効果がかなりある
PA＋＋＋	UV-A 防御効果が非常にある
PA＋＋＋＋	UV-A 防御効果が極めて高い

「+」の表示が多いほうが、より紫外線Aを防いでくれるという意味です。

日焼け止めの種類について

ここ最近ではあらゆるタイプの日焼け止めが売っていて選ぶのに本当一苦労ですね。毎年新しいものが市販されている日焼け止めですが、主な種類や特徴など参考に自分にあった物を見つけましょう。

日焼け止めの種類	質感や特徴
クリームタイプ	こってりしたテクスチャーで保湿力は高いがべたつきが気になるものもある。落ちにくいが白浮きしやすい。
乳液タイプ（ミルク）	クリームよりサラッとしていて塗りやすく伸びも良い。
ジェルタイプ	付け心地が軽く肌に馴染みやすい。乳液タイプよりもさらっとしてべたつきがない。
ローションタイプ	サラッとしており、肌にやさしいが数値は低めの物が多く、落ちやすい。
パウダータイプ	塗り直しに便利で、主にメイクの仕上げに使ったり、お直しに向いている。肌への刺激や負担は少ないが、効力が弱めで落ちやすい
スプレータイプ	手の届かない部分（背中）や髪に使いやすいが、ぬりむらができやすい。
シートタイプ	べたつかず首筋などにも使いやすいが、効力は弱めのものが多い。持ち運びに便利。
ウォータープルーフタイプ	耐水性に強く落ちにくいが、肌への負担も大きい。