日々のこと

2018年お中元シーズン到来!お中元の基礎知識

お中元の基礎知識とマナーを知ろう!

6月17日は父の日!ですが、パート先のお店では父の日ギフトと一緒に、お中元のお客さま達で賑わい始めました。☺
親しい方やお世話になった方へ日頃の感謝を伝えるための大切なコミュニケーションですね。でもいざお中元を贈ろうと考えているとなかなか決まらないし、若い方だと「お中元はいつ頃までに贈るのが正しいの?」「幾らくらいの品物を贈ったらいいの?」とお店で接客していて聞かれることがあります。そこで自分なりにお中元の基礎知識やマナーなどまとめてみました。

お中元の贈るベストな時期

お中元は地域によって贈る時期が異なるため、関東・関西・九州など、日本全国の地域ごとにお中元を贈る時期をまず知っておくといいですね。そこで今回は大まかに、地域別のお中元の時期をご紹介します。

北海道地域 7月15日頃から8月15日頃までに贈るのが一般的でしたが、ここ最近では7月上旬にお中元が届くことが増えてきたようです。8月16日以降はお中元ではなく「残暑見舞い」という扱いにので、北海道の方にお中元を贈る場合は、8月15日までに届くよう気をつけたいですね。

東北・関東地域 7月1日~7月15日までに届くよう贈るのが一般的です。7月16日以降はお中元ではなく「残暑見舞い」扱いになります。関東・東北はお中元の期間が短いので、念のため早めに配送する方が多いようです。6月中旬頃から手配する方が増えています。

北陸地域 関東と同じく7月初旬から月15日にお中元を贈る地域と、7月15日から8月15日の時期に贈る地域に分かれているようです。ただ、最近では関東と同じぐらいの時期に贈る方が増えているようですね。

東海・関西・中国・四国地域 7月15日から8月15日までに贈ることが一般的です
年々早くなってきているようですが、8月16日以降は「残暑見舞い」扱いになります。近頃はお中元の時期が全国的に早まっていることもあり、9月に入ってから残暑見舞いを贈ると、届くのが遅いと思われてしまうようです。残暑見舞いを贈る場合は、8月25日ごろまでに届くよう手配した方が良いそうです。

九州地域 8月1から8月15日までに贈るのが一般的です。ただ、やはり九州でも7月中に贈る方が増えているようです。
期日以降に残暑見舞いを贈る場合には、関西などの地域と同じく8月25日頃までに届くよう気をつけたいですね。

沖縄地域 旧暦の7月15日までにお中元を贈るのが主流です。
沖縄地域は特殊です。年によって変わってくるので、沖縄の方にお中元を贈る場合は、その年の旧暦7月15日を確認してから、その日までに届くように手配しましょう。

お中元の相場

お中元の金額は、贈る相手によって様々ですね!「日頃の感謝の気持ち」を贈るわけですが、安すぎたら失礼になるかもとか、高すぎても相手の負担になってしまうのでは?と考えてしまいます。なるべく一般的な相場から逸脱しないぐらいの金額のものを贈るのがベストのような気がします。

一般的な相場 3000円~5000が最も多いようです。 

  • 知人:2000円~4000
  • 親戚・上司:3000円~5000
  • 特にお世話になっている人:5000円~1万円

お中元のマナー

お世話になった方に感謝の気持ちを伝えるということで、モノならなんでも贈っていいというわけではありません。いいなぁと思って知らずに贈ったら、失礼にあたるものだった!なんてことも…。
贈る品物によっては、マナー違反やタブーとされているものもあるので、選ぶ際にはぜひ気をつけてみてくださいね。

現金・商品券
現金などは避けたほうが無難な物です。特に相手が上司、目上の方だったら気をつけたいですね。上から目線のギフトだと捉えられて誤解されてしまいます。
最近ではギフト券や図書券などは人気のお中元・お歳暮ギフトとして選ばれていますが、相手を選ぶ贈り物です。

下着・肌着、靴下
昔から貧乏人への「施し物」としての送る物という捉え方があるようです。特に年上の方に贈るのは避けたほうがいいですね。

ハンカチ
ハンカチは昔の言い方で「手巾」と書き、「手切れ」とも読むそうで避けられているようです。昔からの慣習をよく知る目上の方に贈るのは避けておきたい品物です。

刃物・尖った鋭利なもの・時計・筆記用具など
縁を切る、という事をイメージさせる物で、刃物類は避けましょう。
お中元に時計や筆記用具など目上の方に贈るのは避けたほうがいい品物です。時計や筆記用具は励ますような意味合いがあるようで、上からの目線に当たるようです。

靴、サンダルなどの足に身につけるもの
「相手を踏みつける」という意味合いがあり、上司や年上の方には特に避けたほうがいい品物です。捉

相手の家族構成
相手の家族構成を考えるのは大事になってきます。子供がいる家庭にはお菓子やジュース、大家族の場合は小分けでみんなで分けやすい物などがいいですね。お酒が好きなご夫婦なら、お酒など地酒や地域限定のお酒もおすすめです。
贈る相手のニーズに合わせてあげると、とても喜ばれます。

季節感
お中元なら、夏にぴったりなビールやジュースなど飲み物、そうめんやお蕎麦、旬のフルーツなど、季節感を考えて贈るといいです。

名産品・特産物
住んでいる土地の名産品・特産品などを贈るのも喜ばれます。その土地でしか手に入らない珍しい食べ物や銘菓、地酒などは喜ばれます。

保存が効くもの
生鮮食品やナマモノを贈る場合に気をつけたいのが、日持ちするかどうか、保存が効くかどうかです。夏の時期は長期で留守にされ方もいたりするので、手元に届く時期と贈り物の内容は特に気をつけたいですね!

喪中の時は?

お中元は感謝の気持ちを贈るものなので、自分と相手のどちらかが喪中であっても問題なく送れます。四十九日前など不幸からあまり時間が経っていない時は、少し時期をずらして「暑中御見舞い」などとして贈るのがスマートです。
のしですが量販店や通販でお中元の「のし」を引いてもらうと紅白の水引が引かれるので、注意が必要です。事前に購入元から白無地の奉書紙で包めるか相談してみましょう!白無地であれば「お中元」といつも通りの表書きで大丈夫です。
お中元選びのポイント贈り物をは相手の事を思って、心配りができるかが、大切なポイントですね。
お中元贈ってはいけない人

公立学校の教職員、役場の職員さんなど公務員の方々、政治家さんなどは、「収賄」だと思われてしまうので、基本的には受け取れない立場にです。できれば贈る方の地位や職業などの立場も考慮しておきたいですね。

まとめ

ちょっとポイントを押さえるだけでスムーズにお中元選びができます。でも、お中元はあくまでも「日頃お世話になった方への感謝の気持ち」ですので、一番大切なのは相手へ心遣いかと思います。