日々のこと

6月の花 紫陽花が見頃の時期を迎えました

憂鬱な雨時期の楽しみ・紫陽花

6月は雨も多く空もなんだか曇りがちで…梅雨だからしょうがないんですが、洗濯物も溜まるし通勤も雨カッパでフル装備でと何かと憂鬱になりますね😢そんな日々の中で先日、娘が近所の仲の良い酒屋のおばちゃんから紫陽花の切り花をもらってきました。
とても可愛らしいピンクの紫陽花と娘のご近所付き合いに心が和みます😊

子供の頃から好きな花の一つである紫陽花の花、実家の庭にもいろんな種類の紫陽花が毎年見事に咲き誇ります。紫陽花は子供の頃はカタツムリの家的な感じや、道端にドカッと咲いてる感じでしかなかったのですが、大人になるにつれて、初夏から夏に向けて咲く日本の風物詩の一つで、四季を感じさせてくれる花だと思うようになりました。

紫陽花は大きく分けると2種

「ガクアジサイ」と「ホンアジサイ(ハイドランジア)」
ガクアジサイの特徴
中心に集まっている小さな蕾のようなものが花びらで、その外側にはガク(葉っぱが変化した花を守る部分)が大きな花びらのような形で咲いています。でもこの外側の花は本当は花ではないんです。実は装飾花と呼ばれるガクで、花びらの外側にある花葉のことを言います。他の花は葉と同じく緑色をしていルものが多い中で、紫陽花はまるで花のようなキレイな見た目をしていますね。日本固有の種なんですよ!

実家に咲くガクアジサイです。父と母が大事にしているので結構昔からキレイに咲いています✨
ホンアジサイの特徴
ホンアジサイは、花が「手まり」のように集まった一番よく見かけるタイプのアジサイで、日本固有のガクアジサイを元にヨーロッパで品種改良が行われたものです。ヨーロッパで作られた紫陽花はセイヨウアジサイといわれ、今では日本に逆輸入されてさらに改良されて種類が増えています。

広く紫陽花として知られているのは、こんな感じのホンアジサイですね。「手まり咲き」とも呼ばれ、丸くて可愛らしい印象。よく花壇や公園などで見かけます。

他にもヤマアジサイなど自然の中に自生している種があったり、最近では品種改良が進んでいて様々な花の形や色を楽しむことができるようになりました。

紫陽花の名前の由来と花言葉

紫陽花は、藍色が集まったものを意味するあづさい(集真藍)から変化したものと言われています。青い小花が集まって咲く見た目を見た昔の人がつけたんですね。英名のハイドランジア(Hydrangea)は、ギリシァ語の「水の器」を意味する語源。

アジサイ全般の花言葉は「移り気」「冷淡」「辛抱強さ」「冷酷」「無情」「高慢」とちょっとネガティブなイメージが知られていますが、特に移り気は花の色が変わる特徴から生まれたものではと言われています。
でも、紫陽花はその豊富な花色ごとに素敵な花言葉があります。

白い紫陽花 「寛容」「ひたむきな愛情」広く大きな心で包み込む寛容さと、純白で染まらずひたむきな愛。この花言葉から最近ではジューンブライドでブーケや飾りに多く使われていますね。

ピンク色・赤紫色の紫陽花 「元気な女性」ピンクや赤紫の花が暖かく情熱的な女性のイメージと結びていて、いまでは母の日に送られる紫陽花の代表的な紫陽花カラーです。

青・青紫色の紫陽花 「忍耐」「辛抱強さ」涼やかな美しい青い紫陽花は長雨続きの日々でも、懸命に咲く姿からイメージされてつけられた花言葉のようです。

以前は紫陽花はネガティブな花言葉の方が知られていたようですが、いまでは素敵なポジティな花言葉が用いられ、梅雨時期の結婚式やお祝い事にもたくさん使われるようになり人気のお花になりました。

日本では梅雨時期の多く見かける機会の多い紫陽花の花も、ちょっと雑学を知った上で見てみるとなんだかとても愛おしい健気な花なんです。長雨にさらされても可憐な美しさで癒してくれる紫陽花に元気をもらって、憂鬱な梅雨時期を乗り越えましょう!